日本で言うところの「手巻き寿司パーティー」のノリで開催できる、サムギョプサルパーティー。
準備すべきものは多いけど、「次は何を挟もうか」とわくわくするあの感じはたまらなく楽しい。
材料(4人分)
- 豚バラ肉ブロック・・・300~400g
- サンチュ・・・20枚
- エゴマの葉・・・10枚
- キムチ・・・100g
- にんにく・・・2片
- 韓国のり・・・1パック
- サムジャン
- コチュジャン・・・大さじ1
- 味噌・・・大さじ1
- ごま油・・・小さじ1.5
- 砂糖・・・小さじ1
- すりごま・・・小さじ1/2
- おろしにんにく・・・少々
- おろししょうが・・・少々
- キムルジャン
- ごま油・・・大さじ1
- 塩・胡椒・・・少々
- もやしナムル
- もやし・・・1袋
- 水・・・1000ml
- 塩・・・10g
- ごま油・・・小さじ2
- 胡椒・・・少々
- おろしにんにく・・・1.5g
- 鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- いりごま・・・少々
- パジョリ
- 白ネギ・・・1/3本分くらい
- 砂糖・・・小さじ1/2
- 酢・・・小さじ1
- 醤油・・・小さじ1
- 唐辛子・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ1
- いりごま・・・少々
- おろしにんにく・・・少々
ポイント
豚バラ肉を使う
サムギョプサルとは、サム=三、ギョプ=層、サル=肉が意味する通り「三層肉」、つまりバラ肉を指す。
バラ肉を横から見ると脂身と赤身が三層に見えるため、バラ肉は三層肉と呼ばれる。
豚バラ肉のスライス済みのものを使っても良いが、ブロック肉を買って横に長くスライスした方がそれっぽくなる。最終的に切って食べるため、どちらでも味は変わらないが。
サンチュは必須
サンチュが無ければ始まらない。パオとかチシャバと呼ばれたりもする。
だいたい一人5枚くらいを用意する。
にんにくとキムチは豚の油で炒める
にんにくやキムチは豚バラから出た油を使って炒めるとより香ばしくなる。
そのままでももちろん構わないが、より本場っぽくなる。
作り方
①豚バラ肉をスライスする
- 豚バラ肉ブロック・・・300~400g
豚バラのブロック肉を横長にスライスしていく。
もちろんカット済みの豚バラでも構わないし、奇跡的にサムギョプサル用に横長にカットされた豚バラを発見したら迷わず買えば良い。
豚肉をカットする前に冷凍庫に入れると、少しだけ凍って切りやすくなる。
豚肉が完全に溶けている状態だと、グニャリと曲がってしまうので危ない。
目指すは1cm幅以内。
肉のカットを終えたら、出番まで冷蔵庫へ。
②サムジャンを作る
- コチュジャン・・・大さじ1
- 味噌・・・大さじ1
- ごま油・・・小さじ1.5
- 砂糖・・・小さじ1
- すりごま・・・小さじ1/2
- おろしにんにく・・・少々
- おろししょうが・・・少々
今回は2種類のタレを作る。
1つが「サムジャン」。甘めの味噌だれであり、サンチュによく合う。
市販もしているが、これこそ使い切れないので作った方が早い。
ただ材料を混ぜ合わせるだけなので手軽に出来る。
味噌、コチュジャン、ごま油、砂糖、すりごま、おろしにんにく、おろししょうが。
使う味噌は合わせ味噌。
味噌の種類は割と適当で良いが、いわゆる白味噌のような繊細な味噌は向かない気がする。赤味噌も主張が強すぎる気がする。
あとはこれらを練ったら完成。
地味にすりごまが大事。有ると無いのでは大きく風味も異なる。
③キムルジャンを作る
- ごま油・・・大さじ1
- 塩・胡椒・・・少々
これこそ混ぜるだけ。
④もやしナムルを作る
- もやし・・・1袋
- 水・・・1000ml
- 塩・・・10g
- ごま油・・・小さじ2
- 胡椒・・・少々
- おろしにんにく・・・1.5g
- 鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- いりごま・・・少々
詳しい作り方は以前の記事に。
塩10gを溶かした湯1,000mlを沸かし、洗ったもやしを2分茹でる。
茹でたらザルに上げて10分水を切りながら粗熱を取る。
完全に水気を取り除き、あとは味付けをして完成。
⑤パジョリを作る
- 白ネギ・・・1/3本分くらい
- 砂糖・・・小さじ1/2
- 酢・・・小さじ1
- 醤油・・・小さじ1
- 唐辛子・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ1
- いりごま・・・少々
- おろしにんにく・・・少々
まずは白ネギを切る。
これを5~7cm間隔くらいでカットし、中央まで切れ込みを入れる。
こうすることでネギが開ける。
ネギを開いたら広げて細く切っていく。
いわゆる"白髪ねぎ"を作る。
ネギの中心にある芯は入れても入れなくても良い。芯は多少硬いため、食感を揃えるならば抜いたほうが良い。食べても問題は無いため、使っても良い。
切り終えたら水にさらす。
生でいただくので、ネギの辛みを抜くためだ。
水に10分程度さらせば大丈夫。
ネギの水気を切って、調味料を準備する。
砂糖、醤油、酢、ごま油、にんにく、いりごま、唐辛子を用意。
唐辛子は韓国唐辛子がベスト。赤色が強いが辛味がそこまで無いので、激辛になることなく食欲をそそる良い発色をする。
なければ普通の一味唐辛子で良いが、分量は半分くらいに留める。発色のためにパプリカパウダー等があると良い。
⑥葉物野菜の準備をする
- サンチュ・・・20枚
- エゴマの葉・・・10枚
サンチュとエゴマの葉は水で洗う。
特にサンチュは虫たちにとってもおいしい葉っぱなので、両面洗っておいた方が良い。
その後、サンチュとエゴマの葉を冷水を溜めたボウルに5分程浸けておく。
葉物野菜は冷水に浸けておくことにより食感が良くなる。ような気がする。
浸け終えたら水気を切り、皿に盛る。
⑦キムチとにんにくの準備
- キムチ・・・100g
- にんにく・・・2片
キムチは葉が大きければ切りたいが、色々汚れるのでそのままで良い。
にんにくは輪切りにしていく。
⑧パーティーを始める
これにて準備完了。
ホットプレートなどを熱し、豚バラ肉を焼いたら良きサイズにキッチンバサミでカットしながら食べていく。
特に油は敷かなくても豚バラ肉から十分な油が出る。その油を使って片隅でにんにくやキムチも炒めていく。
あとはサンチュで具材を包んで食べるだけ。
サンチュは中央の太い葉脈に逆らうように縦に包むと折れてしまい、そこから油や汁が垂れてしまう。中央の葉脈へ集めるように左右から巻き、最後に縦に折りたたむようにして包むと良い。
また、サンチュに直接サムジャンを塗ると味が薄まったり、サンチュが破けたときに垂れてくるので、豚肉や具材に直接塗りつけると良い。
「次はどれを乗せようかな」と選ぶわくわく感。迷うという贅沢。
自分で作る楽しさ。好みの味を楽しむ、新たな味に挑戦する、好きな味を発見する。
まさに楽しみ方は無限大。